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2018-06-08

【2017】/10/7 沖縄 座間味島サンプリング

2017年10月17日、沖縄県座間味島にペレット・マイクロプラスチックのサンプリングに行ってきました。
座間味島は沖縄本島から高速船で小一時間のところにある離島です。
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那覇空港から船着き場までも車ですぐのところにあるため、アクセスのしやすい離島ということで近年人気が出てきているようです。
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人の出入りが多くなったことによる環境への影響も懸念されているそうです。
サンプリング当日も海外からの観光客も多く、船の中は満席でした。
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朝一の高速船に乗り、座間味島に向かいました。
今回は日本エヌ・ユー・エス株式会社の沖縄駐在の方に座間味島を案内してもらい、状況を把握し、最後にサンプリングをするという流れでした。
座間味島の船着き場の海の様子。
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座間味島は、海流・周囲の島との位置関係によって、砂浜の状況が大きく異なります。
その様子を把握するために何地点か回ったので、その様子をご紹介します。

最初に行った砂浜は島の南側に位置する、観光客向けの場所でした。

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清掃されているとのことで、プラスチック含め大きな目立ったごみは見当たりませんでした。
しかしよく目を凝らして砂の中を見てみると、マイクロプラスチックがありました。一見何もないように見える砂浜にも、マイクロプラスチックは存在していることを再確認しました。
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続いて、しばらく海沿いを西に進んだところにある砂浜に向かいました。
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ここは野生のウミガメが産卵に来るらしく、所々に産卵場所を保護するための棒が立っていました。
プラスチックごみはあまり多くない印象でしたが、足元をしばらく探すといくつかペレットは見つかりました。
ここではサンプリングはせずに次の浜へ移動しました。
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続いて、島の西端の北側に位置する高台のような、岸壁の上に向かいました。
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実際には降りられないのですが、崖に囲まれた砂浜の状況を上から確認しました。
すると肉眼でも確認できるほど数多くのプラスチックが漂着していました。
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主に黄色や黒色で球場のブイが目立ちました。大きなプラスチックがあるということはそれらが劣化したマイクロプラスチックも存在することが考えられます。

地形上、浜に降りるのが困難なためなかなか清掃が進まないとのことでした。

 

 

その後、先程の地点から東に進んだ砂浜に向かい、そこでサンプリングを行いました。
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崖のようなところから急な斜面を降りて砂浜に向かいました。
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漁網やペットボトル、その他形がわかるような大きなプラスチックやマイクロプラスチックが数多く漂着していました。
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しばらく砂浜沿いを歩きましたが、浜全体がそんな状況でした。
ここでペレット、プラスチック製品が微細化したフラグメントを採取しました。
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採取の時間は限られていましたが、全員で採取し分析に十分な量を集めることが出来ました。
エヌ・ユー・エスの皆さま、渡邊泉先生、ご協力いただき誠にありがとうございました。

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分析結果はIPW Global Mapに載せております。是非ご覧ください。

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