2016-03-31
日本化粧品連合会がマイクロビーズの自主規制を開始
本日、日本プラスチック工業連盟の事務局の方から以下の情報をいただきました。「日本化粧品連合会(粧工連)が、3/17付けで粧工連の会長名で、『洗い流しのスクラブ製品におけるマイクロプラスチックビーズの使用中止に向け、速やかに対応を図られること』をお願いする旨の文書を、参加会員(約1,100社)に発信した」。日本の業界が自主規制の方向に動いたということです。
マイクロビーズは東京湾の海水中(左図:東京湾の海水中から検出されたマイクロビーズ;撮影:西部裕一郎氏)、魚(カタクチイワシ)中からも検出されており、それらは洗顔剤等に配合されているマイクロビーズに由来すると考えられます。マイクロビーズは意図的に製品に配合しているので、それが無くなる方向に動き始めたことはマイクロプラスチック汚染の低減にとって、重要です。しかし、海水中でも魚の中でも大多数(9割以上)はプラスチック製品の破片なので、マイクロビーズ自主規制ははじめの一歩だと思います。プラスチックごみの発生抑制がいよいよ重要になってきました。
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