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プラスチックレジンペレットとは?

レジンペレット レジンペレットとプラスチック小粒

プラスチックレジンペレット(ペレット)とは、一般的に直径数mmの円筒型か、もしくは円盤型のプラスチック小粒です。
ペレットは未加工の原料であり、製造工場に輸送され、再溶解後に最終産物のプラスチック製品へと成型されます。

ペレットは、製造過程や輸送過程において非意図的に環境中へ放出されます。
環境中に放出されたペレットは、表面流出水や河川水によって最終的に海洋に運ばれます。
また、輸送中の船舶によって漏出してしまった場合、直接海洋に流入します。環境中での残留性により、ペレットは海洋中に広く分配され、世界中の浜辺で見つけられます。

プラスチックが海へ運ばれる経路

プラスチックが海へ運ばれる経路

プラスチック生産量の増加は、海洋プラスチック汚染の拡大を引き起こしてきました。2001年、浜辺で採取されたペレット中に様々な有機微量汚染物質(例:PCBs、DDE、ノニルフェノール)が含まれることを明らかになりました。

ペレットに吸着する難分解性の化学物質

ペレットに吸着する難分解性の化学物質

ペレットは、PCBsや有機塩素系農薬等の有機汚染物質を吸着すること、世界中の浜辺に分配されていること、さらにペレットの採取と輸送が簡易であることから、私たちは海岸漂着プラスチックレジンペレットを用いた残留性有機汚染物質(POPs)の地球規模モニタリングを提唱します。