【2017】/10/15 富山サンプリング
2017/10/15に富山湾の海岸にてペレット・マイクロプラスチック採取に
行ってきました。
サンプリング場所は富山県射水市にある六渡寺海岸。
庄川と小矢部川という二つの川に囲まれた砂浜でした。
2017年は国内外、何地点かサンプリングに行きましたが、その中で比較しても
圧倒的にプラスチックごみ・マイクロプラスチック破片・ペレットの数が多く
驚きました。
富山湾は閉鎖性が強いため、海外から流れ着いたものではなく
流域から川で運ばれてきたものが8割ということです。
海外からの漂着だけではなくて、
私たち日本も多くのプラスチックごみを出している
ということを実感しました。
散乱するかなりの数のレジンペレットとマイクロプラスチック。
高田先生含め研究室メンバー4人でサンプリングを行いましたが、
あまりにもプラスチックの量が多かったため、
レジンペレットと5mm以下のプラスチック破片はすぐに十分採取できました。
普段はレジンペレットと5mm以下の大きさのプラスチック破片を採取して終了なのですが、今回はより小さいサイズも採ろうということで、
篩とネットを使って0.3-1mmの大きさのマイクロプラスチックも採取しました。
ピンセットで探してつまむことは困難なので、バケツの中に砂と海水を入れて浮遊物を採取する、という方法をとっています。
大きさ分けされ1mm目合いの篩を通過した浮遊物は、最終的に315μm目合いのネット上に捕集します。
実際に採取できた、ネット上のマイクロプラスチック。(0.3-1mm)
それを研究室に持って帰り、冷凍保存します。
分析に必要な量を確保するため、主にこの作業に時間を費やしました。
ペレットの分析結果はIPW Global MAPに載せていますので、是非ご覧ください。